昨日、津田塾大学でシンポジウムが行われました。

タイトルは『東京多摩地域からはじまる 家で生まれて家で死ぬ



シンポジスト
矢島助産院 矢島床子さん
新田クリニック 新田國男さん
森の幼稚園 佐藤有里さん

ファシリテーター
津田塾大学 三砂ちづるさん
東京大学 松崎政代 さん



とっても感動したシンポジウムでした。

矢島さんは最初に講演。

助産師としても家で生まれるお手伝いをしていますが、何よりご自分が家で産んでいます。

出産をした後のいつもの風景、いつも通りの朝、日常で、愛おしさと自身の中で育児をスタート出来たそうです。

出産のときには、自分だけについていてくれた師匠の手の動きや感覚は今でも覚えていて、それが原風景となっています。

そしてそれが、矢島助産院の原点ともなっています。


新田先生は、家での看取りを行なっています。
病院での死、在宅での死の比率は、1975年に逆転しているそう。
助産院、自宅出産と同じように、いまは病院が多くなっています。

佐藤先生は自宅出産の経験とお父様を家で看取られた経験を、三砂先生は癌であったご主人との生活、家で看取られた経験をお話ししてくれました。


自宅出産のお手伝いをしていますが、自宅での看取りにあまりイメージのなかった私。
きっと自宅出産がハードルが高いと感じられるように、在宅での看取りも少し遠い存在のような気がしていたのだと思います。

ただ、人生で誰もが経験する生と死
自分の大切な人のそれを想像すると、生活の延長にあるのは自然なことなのかもしれない、と感じられました。

そしてそれが出来るのはとても幸せなこと。
自分が関わることで、そのときの感情がスッと入ってくるような感じがします。
そこに立ち合ってたことで、共に生きていく、残されていく人を支えられる感情。

もちろん、誰でも出来るわけではなく、支えてくれる施設やサポートしてくれる方などの条件はあると思います。

だからこそ、可能な場合の選択肢のひとつとして知ってほしい。

「自宅出産」「在宅医療」というとあまり実感のない言葉かもしれませんが、「家」「生活」と言葉が違うだけでとても当たり前のように感じられる気がしませんか?

シンポジストが大切な人を考えながら、所々言葉をつまらせながら話しているのを聞き、自分も大切な人を想いながら聴いていました。


本当にとても素敵なシンポジウムでした。


津田塾大学は紅葉がとても美しい大学でした。



講演会など、ここでもお知らせするようにしますねっ。
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